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整形外科

近年、日本の獣医療において動物のリハビリテーションへの関心が高まっています。特に、椎間板ヘルニアなどの脊髄神経疾患や、前十字靭帯断裂症、膝蓋骨脱臼、レッグペルテス病といった整形外科疾患に対して、術後の積極的なリハビリテーションが効果的であることが証明されています。
適切なリハビリテーションがもたらす効果
日本では専門的な知識を持つスタッフが常駐するリハビリテーション施設は限られています。
- 神経機能の回復
- 関節拘縮の予防
- 筋力の維持・増強
たかやま動物病院の取り組み
当院では、多くの整形外科手術をおこなっており、これまでも入院中の動物に対して、冷却療法、他動的関節可動域運動、マッサージなどの徒手運動を実施してきました。さらに、新たに水中トレッドミルを導入し、退院後の運動療法による動物と飼い主さまのリハビリテーションサポートを強化してまいります。
効果的なリハビリテーションをすすめるために必要なこと
これらの要素のいずれかが欠けると、リハビリテーションが逆効果となる可能性があります。
- 正確な病態の診断と評価
- 病気の原因に対する基礎治療(多くは適切な外科治療)
- 個々のペットの状態に合わせたリハビリプログラムの作成と実施
- 病院と飼い主さまとの密接な連携
リハビリテーションの目的
- 術後の疼痛・炎症の軽減
- 関節拘縮の予防
- 萎縮した筋肉の筋力維持・増強
- 神経機能の回復
水中トレッドミル
水中トレッドミルは、小型のプールとランニングマシーンが一体となったリハビリ設備です。水中でのリハビリテーションには次のメリットがあります。
- 浮力と水抵抗を利用するため、体重負荷を軽減しながら運動が可能
- 後肢が麻痺して随意運動が困難な犬の術後リハビリに効果的
- 筋萎縮が認められる整形外科症例の関節拘縮予防や筋力維持・増強に有効
こんな症例に特に効果的
- 椎間板ヘルニアの術後
- 前十字靭帯断裂
- 膝蓋骨脱臼
- レッグペルテス病
たかやま動物病院では、最新の設備と専門知識を活用し、
リハビリテーションプログラムをご提供しています

整形外科手術後のリハビリテーションについてご不明な点やご心配な点がございましたら、お気軽にご相談ください。適切なリハビリテーションを通じて、ペットの回復と生活の質の向上を飼い主さまとともに支援いたします。