みなさま、こんにちは。たかやま動物病院院長 高山 健二です。この時期は保護される子猫が多いですね。春の大繁殖期に生まれた子猫たちが親猫とはぐれたり、カラスにつつかれて大けがしたり、また交通事故にあって病院に運ばれてくることがよくあります。先日も交通事故にあってしまった子猫ちゃんが保護されて来院しました。骨盤、大腿骨を骨折し、さらに横隔膜ヘルニア(胸とお腹の境界にある横隔膜という筋肉がやぶれて、肝臓や腸が胸腔内にいってしまい、呼吸困難になった状態)でかなりしんどそうでした。横隔膜ヘルニアはもちろん命にかかわる病態です。子猫ちゃんは粘膜が紫色(チアノーゼ)の状態で、ぐったりしていましたが、手術によって整復し、みるみる元気になって、術後2日目には待合室で走り回っているほどでした。食欲も旺盛で、術後3日目に退院するという見事な回復ぶりでした。子猫ちゃん、退院おめでとうhappy01

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